ゆめものがたり

もっと軽やかに、もっと自由に

バクはみんなを見回すと

バク「みんな。これからすこし行くと半月型の島があるんだけど、そこまでみんなで競争しないか?」

おじいちゃん「まだまだ若い者には負けん」

おばあちゃん「あら、いやですよ。おじいちゃん。終わった後、ギックリになっても私は看病しませんからね」

ひろ「僕も負けないぞー」

バク「よーい、どん」

一番に乗り出したのは才蔵、二番がバク、三番がおじいちゃん、四番がひろ、五番がおばあちゃん。

ひろは必死に泳いだ。

だが、必死になればなるほどスピードが下がる。

ひろ「なんでー」

もっと軽やかに、もっと自由に

そんな声がひろの胸の奥に響いた。

瞬間、体の力が抜け、それでいて内側の力が充実していく。

ひろの体は水流に乗り、一気に2番に。

※この話は全てフィクションであり、実在の人物や団体などとは一切、関係ありません。
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