しぃぴぃ~彼は年上のCPが好き?~

5.一緒に頑張りたい

金曜の午後、あたしはを店内の不要レシートやゴミを集めているところだった。

すると、

「観月さん。」

と、誰かが近付いて来て、横から声を掛けてきた。

「あ……。」

加村さん。

「今日は、もう上がる時間ですよね?それが終わったら、スタッフルームに戻って良いですよ。」

「あ……、はい。分かりました。」

何か、いつも以上にドキドキするな。

これから積極的に頑張ろう、って決めたばかりなのになぁ。

スタッフルームに戻ろうとすると、後ろから加村さんも付いてきた。

「?」

加村さんは、まだ遅くまであるハズなのに。

「店長に呼ばれてるんです。」

訝しげな表情のあたしに気付いたのか、加村さんはそう言った。


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