揺れる瞳に恋をして

ごちそうさまでした


「洗い物、私するから…」

「ありがとう」


そういって夏希は

ソファに座った


私は


モヤモヤした気持ちを
洗い物と一緒に流すように
ゴシゴシと
食器を洗う


「…」


なんで…

夏希の好きな人は

私じゃないんだろう


私じゃダメなのは

なんでなんだろう


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