愛とは決して○○しないこと
今日はスペイン広場、トレビの泉、バチカン市国への観光。

もちろん映画のようにスペイン広場でジェラートを食べる。

「みどり、ここも映画の場面よりキレイに整備されてるな」

「うん。それに観光客でいっぱいだね。」

「みんな〈ローマの○日〉グレ○○ーペックやオード○ーの様になりきりたいのさ! ハハ」

「だって、素敵な映画だったもんね〜。コメディなシーンも途中にあったし…。本当に名作だよね」

「うん。彼女が亡くなってもこうしてあの映画ファンやそうじゃない人もあの映画のようにジェラート食べてるってスゴイことだよな」

「うん、彼女はいつまでも世界中の人々に愛されてるんだね…」

ジェラートも食べて、スリに遭わないように気をつけながら、トレビの泉へやってきた。

「雄太、コインの投げ方知ってる?」

「もちろん!ガイドブック見たもん!俺は2枚!」

「私も2枚! あと、ここのお水を飲む事が出来るらしいんだけどそのお水を飲むと永遠に一緒にいられるから飲もうね!」

「そんなの書いてた?」

「ふふふ。スマホで読んだの〜。コインは後ろ向きで左肩越しに投げるんだって。」

「よし!みどりハイコイン2枚。俺も2枚…
準備OK? せ〜の〜 」
と2人でコインを投げ入れた。

「ふふふ。これで私たちはイタリアの神様にも祝福してもらえたね!」

「ああ。そうだな。ハハ。
あ、俺が寄りたいお店へ行っても良い?」

「うん。どこなの?」

「ピノキオのグッズがあるお店なんだけど、
何かお土産に欲しくてさ〜」

「うん、じゃあ行こう!」
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