愛とは決して○○しないこと

結婚に向かって

ファミレスで食べた後、
「なぁ、これから俺のマンションを見ていく？」

「うん。あそこのマンションだよね」

「うん。本当はみどりを泊めたいけど…
昨日からいろいろとあったし、2週間後には結納だろ？
引っ越しもあるから…
その…明日、明日は泊まって欲しいなぁ〜ダメ？」

「明日？きっと明日は東川くんと舞と三田くんの質問攻めの飲み会だと思うよ？」

「あ〜！ゴールデンウィークの東川たちの引っ越し手伝いなんて出来ないなぁ！
忘れてた〜。じゃあ火曜日は？」

「ふふふ。うん。火曜日は私のマンションから着替えも持って、雄太の帰りを夕飯作って待ってるね」

「マジ！ヤッタ〜ありがとう。嬉しい。」

「そんなに喜んでくれて私も嬉しい。
でも夕飯は時間もないから簡単な物しか作れないかも〜」

「うん。カレーでも何でもいい。みどりがいてくれるだけで嬉しいからさ！
無理しないで冷凍食品でもスーパーのお惣菜でもいいからな。」

「うん。カレーとサラダなら大丈夫かな」
雄太はウンウンと頷いてニコニコ笑顔だった。

5階建のマンションだった。