闇が渦巻く世界の果てで
そんなことを考えていると、あっという間に休み時間になった。僕の周りに、沢山の男女が集まる。

「尋くん、はじめまして。このクラスの学級委員のかりんです‼︎」

「同じく学級委員の山森(やまもり)(じん)です。よろしくね」

真っ先に声をかけてきた男女はそう言うとにっこり笑う。女の子のかりんちゃんの方は、今まで沢山見てきただる絡みをしてくるタイプの女の子だ。仁くんの方は、冷静に物事を判断できて頭の良さそうな雰囲気を醸し出している。

「尋くん誕生日いつ?」

「なんでこの学校に来たの?」

「今まで何人と付き合ってた?」

「得意な教科なに〜?」

いたるところから質問が飛んでくる。それに一つ一つ答えながら、僕は色々考えごとをしていた。快斗さんがこんなに急いで転入手続きをしたのには理由があるのかもしれない。

例えば…すぐにゲームが始まりそうだとか……

そう思ったのが、全ての始まりだった。

辺り一面がぐらっとぶれる。感じたこのあるこの感覚。

忘れもしないあのゲームで転移したときの状況だった。

(いくらなんでも早すぎるだろ……)

生徒がみんな騒いでいる。悲鳴を上げているものもいれば、助けてとボソボソ呟いている人、少しだけワクワクしてそうな人、色々な人がいた。

そして、周りが真っ暗になる。

次に明かりが付いた時は、あの場所にいた。
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