乳がん一年生

EC療法2回目

今回は採血から診察までの待ち時間に、前回の点滴の後の2週間がどんな感じだったのか、薬剤師さんからのヒアリングがありました。
吐き気がひどかったことを伝えると、吐き気止めの内服がもう1種類増えました。
ドラマの影響もあってか、吐き気止めを飲んでもあれくらい気持ち悪いものだと思っていたのですが、どうやら2日間も食べられないくらいの吐き気はあってはダメらしく、今の医学では抑えることができるようです。
追加された吐き気止めの効果もあってか、ムカムカはしていたものの、前回ほどのすっごい吐き気はない状態に。
おかげで翌日から食べ物を口に入れることができました。

しかし、立ち眩みと便秘は相変わらず。
立ち眩みに至っては投与から3日目のことでした。トイレから出た後になぜか床に顔からダイブするような倒れ方をして、頬に青アザ作りました(苦笑)
その後、この日はトイレに行くたびに家族から「倒れてない?」と声掛けをされる一日を過ごしました。
心配かけてごめんよ、みんな……。
そしてこの頃から髪の脱毛が始まりました。
お風呂に入って洗髪したら、髪を掬うたびに毛が手にまとわりつくのです。
それが掬うたびなので、髪にシャワーをかけるのを止めるタイミングがわからず、自分の中で「よし、もう止めるぞ!」と決意してシャワーを止めていました。
脱毛が始まってから5日くらいは、1日中使い捨てのキャップを被っておくことで髪の毛の散らばりを防ぎ、脱衣所に新聞紙を敷いて髪を乾かし(散らかった髪の毛をそのまま捨てられるのでオススメです)、浴室の排水口を掃除し(何せすごい量なので)、その間母が脱衣所の床をコロコロする……といった連携プレーで脱毛期間を乗り切りました。
私の場合は、だいたいそのくらいである程度抜けてしまったので、そこからは普段通りの掃除サイクルに戻りました。
脱毛が始まった、ということはウィッグ生活にも突入したわけですが。
私に合わせて整えてもらったおかげか、病気のことを知らない同僚などには「髪型変えたの? 似合ってるね」と言った感じで違和感なく受け入れられました。
時々確認しないと髪の毛が変な方向にはねたままだったりするので、そこは気をつけながらウィッグ生活も受け入れています。
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