私だけを溺愛して、生徒会長様
第0章

先輩に会った日

入学式。


大人たちが言葉をいろいろ言っていて、つまんないし、頭に入ってこないし…


なんて思ってたら、あるひとつの声が体育館に響き渡った。



「皆様、入学おめでとうございます。
生徒会長。柚羽 怜央です。」



その声は、誰もが頭をあげるぐらい綺麗で、…
でも、声だけがいい訳じゃなかった。


凛々しく立っている姿。


緊張なんて
してないんじゃないかと思える。

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