君の答えを、教えて。
だんだんと時間が過ぎていって、人が増えていく。

涙が乾いた頃にホームルームが始まって、ゆっくり顔を上げた。

はたから見たら聞いているように映るだろうけど、頭の中では優月という女の子をひたすら考えてしまう。

もう仕方のないことを何度も考えるなんて、そんなの馬鹿馬鹿しいったらありゃしない。

ただただ、わたしの「死にたい」を誰かにバラさないか怖かった。

それに関しては、風のように去っていった優月を信じる他ない、ね。

ホームルームで先生が喋っている中、わたしはひとり嘲笑った。
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