私の人生を変えてくれた人 2

「いいよ」

先生は優しく微笑んで私を抱きしめてくれた

「香音…
 何かあったらいつでも俺のところにきてね…?
 一人で抱え込まないで…」

「うん
 ありがとう」

「いつでも待ってるから」

「うん
 じゃあ私そろそろ帰るね」

「おう
 気をつけて帰れよ」

「うん
 さようなら!」

「さようなら!」

私は準備室から出た

帰り道

話している時の先生の寂しそうな顔を忘れることは出来なかった

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