その甘さ、毒牙につき

「なに?いったいどうし……」



「大安吉日!知ってた?今日は大安なの。だから服屋へレッツゴー!!」



「えぇっ??!」



目をランランとさせて、私を引っ張っていく芽奈。



わけがわからず、芽奈に引っ張られるがまま。



お会計だけ済まして、駅に向かった。



「あ、もしもし涼太?今日店空いてる?うん、うんそう…おっけーありがと!!すぐ行くから!」


ホームで電車を待っている間、何やら涼太くんと思われる人物と電話をし始めた芽奈を凝視。



「ね、ねぇ芽奈?これからどこに…」



「ん?ももを大変身させるの」

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