お兄ちゃん系幼なじみと同居することになりました。

突然の訪問者


「ん……あれ?」

目を開けると真っ白な天井がいっぱいに広がった。

勢いよく起き上がると、カーテンの隙間から日差しが入り込んでいた。



私、寝ちゃったんだ。

ゆうくんと一緒にいたかったのに……。



気付けば外は明るくなっている。

まだぼんやりする頭で、肩に掛かってる布団を退けた。



これ……ゆうくんのベッド?


視界に入ったシーツをゆっくり撫でてみるけど、


んー……ダメだ。全然思い出せない。

どうしてここで寝てるんだっけ?



それに、ここどこ?


ぐるりと部屋全体を見渡した。



机みたいな所にノートパソコンがあって、本とか教科書とかいっぱいあった。



それに取手も見えたから、たぶんウォークインクローゼットもこの部屋にはある。



要らないものは置いてないんじゃないかってくらいシンプルな部屋で。



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