【短】蒼くんは私のことを愛したくてたまらない!
消え入りそうな声で返事を返す。


恥ずかしすぎて消えたい…


顔を覆って俯いた直後に蒼くんに抱きしめられた。


「あーもう!ほんま可愛い。素直に認めてまうとかやば…可愛すぎ」


「あ、蒼くん!」


ここ街中だから!


「ごめんごめん。つい、衝動に身を任せてしもた」


「もう!」


「そんなおこらんとって。初デートなんやから、ちゃんと楽しも?」


「…わかったよ」こんな感じで、蒼くんには言いくるめられっぱなし。


主導権なんてあったもんじゃないし、私のことをからかっては反応を楽しんでいる。


…いつかは絶対仕返しする。


今のうちにからかいの技術を磨いておこうと心に決めて、蒼くんのコートの袖を小さくつかんだ。






< 38 / 38 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

瀬野先輩は高嶺の花を溺愛してもし足りない。

総文字数/5,153

恋愛(キケン・ダーク)21ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
【高嶺の花】 高い峰に咲く花のように、遠くから眺めるばかりで、手にすることのできないものや人。うっとりと見つめるばかりで近づきがたい美女などを指すこともある。 …これが現在の私、らしい。 浮いてる人に付けられる呼称ではもちろんない。 きっと誰も本当の私を見ていない。 理想が欲しくて、誰かに仮面を被せたいだけなんだ。 別にいい。仕方ない。 ただ、誰か一人くらい、 私のこと知ってもいいよって言ってくれる人がいたら良いな、なんて 思うのはわがままですか…? *.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚ 才色兼備、高嶺の花系女子 高倉 雫音  ❝Takakura Sizune❞ × 真面目?ピュア?な不良くん 瀬野 唯人 ❝Seno Yuito❞ *.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚*.。.*゚ 「私は、誰かと友達になりたくて…」 やっとの思いで口にした気持ちを、瀬野先輩は受け止めてくれて。 「じゃあ俺と、友達になる…?」 「っ!はい!」 放課後は先輩と過ごすようになった。 「雫音は努力家なんだな…」 「そ、そうですか…?」 「運動は?得意?」 「バレーボールなら…」 先輩と後輩ですが、きっとこんな関係を友だちって呼ぶのでしょう… 「雫音は俺だけ見ててくれればいいから」 「やば、お前可愛すぎ…」 あれ…? 「雫音のこと好きすぎて理性が限界」 「もう離さねえから覚悟してろ」 これは果たして友情、なのでしょうか…?

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop