推しのアイドルグループのセンターと共演することになりました!〜推しメンは別の人です〜
そっと結斗君の顔を覗いてみると、真っ赤だった。

「結斗君は格好いいとか言われ慣れてるかと思ってました」

「言われ慣れてるよ!」

「お、おお。じゃあ、なんで真っ赤になってるんですか?」

「もう、俺も分かんねぇ。とりあえず、こっち見んな」

「いやです。結斗君の赤面顔はレアなので!」

「糸、お前本当いい性格してんな」

「ありがとうございます」

「嫌味だよ」

結斗君が「糸」と呼び捨てしたのが、仲良くなった気がして嬉しかった。

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