推しのアイドルグループのセンターと共演することになりました!〜推しメンは別の人です〜



「無自覚人タラシ」



小さくそう呟いた結斗の声はもちろん糸には届かない。

「結斗君、今日も頑張りましょうね!」

「はぁ」

「なんでため息つくんですか!?」

「糸がムカつくから」

「ひどっ!」

でも、いつの間にか私の緊張は取れていた。
< 20 / 36 >

この作品をシェア

pagetop