推しのアイドルグループのセンターと共演することになりました!〜推しメンは別の人です〜
TOYのメンバーが結斗君に話しかける。

「おい、結斗。外ヅラどうしたんだよ」

「糸はいいんだよ」

TOYのメンバーがニヤニヤしだす。

「気持ち悪い反応するな!」

「いや、結斗にも春が来たのか・・」

「違うわ!」



「どうしました?」



私が隣の騒がしさに気づき、声をかけるとTOYのメンバーが私に頭を下げる。

「結斗のことよろしくね!面倒臭いやつだけど」

「お前ら俺の親かよ!」

結斗君がメンバーを軽く叩いている。

なんやかんやTOYは仲が良いらしい。

「仲良しですね」

「違う」

そう即答する結斗君の顔は少し優しさを帯びていた。
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