婚約してから十年、私に興味が無さそうなので婚約の解消を申し出たら殿下に泣かれてしまいました

「いいえ。用事が早く終わったから気分転換に早くきたのよ。気にしないでちょうだい。それよりジェフェリーとセリーナが並んでいると本当に絵になるわね。良かったわねジェフリー」

「はい。ありがとうございます」

「あら? 素直だこと。それに手なんて繋いで……どうしたの!」

「セリーナが躓いたらと思うと気が気でなくて……」


 ぽっと頬を染めるセリーナの心境は恥ずかしくて穴があったら入りたい。という思いだった。ジェフェリー様に手を出された時にどうしようかと戸惑ったのだけれど、それを感じたのかジェフェリー様は強引に、でも優しく手を取って歩き出した。


 耳まで赤いジェフェリー様はなんだか可愛くてそのまま手を繋いでいました。

「そう。良かったわ! さぁ、座って」


 王妃様の向かいにジェフェリー様と並んで座りました。
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