婚約してから十年、私に興味が無さそうなので婚約の解消を申し出たら殿下に泣かれてしまいました

学園長



「……ゴクリ」


 唾を飲み込んだ。何? その間は! 早く言いなさいよ!






「まずはそのくせの悪く薄汚い足は要らないだろう。切り取って使えなくしてやろう。それから何をしたか反省するまで毎日の鞭打ち、罪人が入れられる牢に収監ってところかな。私も優しくなったものだ」



「何が優しくよ! それに薄汚いですって! レディに向かって失礼な」

 ばっかじゃないの! 小さい声でつぶやいた。


「何か言ったかね? バカとか聞こえたような……? これは笑ってしまうね。ここは王立学園で私が君の処罰を決められる。王族をここまでバカにするとは、呆れてモノが言えないね……私達も舐められたものだな」

 学園長が見るからに上等な椅子から腰を上げ、立ち上がった。

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