私の恋人と執事はいつもいがみ合っている
不意打ちの、星那の告白。

蒼志は目を見開いて、更にドアを開け星那の手を掴み中に引き入れた。

そのままシャワーの下に立たせ、口唇を塞ぐ。

服を着たままの星那。
シャワーの湯が頭の上からかかり、服を濡らしていく。

「んぁ…はぁ……ぷは…や…あーく…
ふ、く……脱い…な…」
「星那…ダメ……口…離すな……」

「んん…やぁ…」
深いキスが続き、星那は次第に足に力が入らなくなっていく。

必死に蒼志にしがみつき、踏ん張っていた。


「星那、足に力入んないんだろ?
俺にしがみついてて?
…………ほら、服…脱いで裸になろうな?」
蒼志の手が、服のボタンにかかる。

バシャッと……星那の湯を吸って重くなった服が落ちていく。

蒼志のキスに翻弄されたからか、恥ずかさを感じずにあっという間に裸になった星那。

「星那…綺麗…//////」
うっとりとして見つめている、蒼志。

途端に星那は、恥ずかしくなる。
「や、やだ…/////恥ずかし…/////」
自身を抱き締めるようにして、身体を隠した。

「フフ…身体、洗ったらベッド行こうな…!」



━━━━━━━━━………

ギシッ……とベッドの軋む音が響いて、星那を優しく下ろす。
そして、組み敷いた。

蒼志の真っ直ぐな目が、星那の羞恥心を煽る。
「………っ…//////」
顔を赤くして逸らし、枕を握りしめる。

「星那」
「……/////」

「ほーしな!」
「……/////」

「怖い?」
「す、少し…/////」
消え入りそうな声で言い、腕で顔を隠す。

「やめる?」
「……や、やめない////」
顔を隠したまま蒼志に向き直り、目だけ出して言った。

フフ…と笑った蒼志。
星那の腕を優しく外して、指を絡めて握った。

「星那」
「な、何?/////」

「俺の事、どのくらい好き?」
「………そんなの…/////
あーくんの、お嫁さんになりたいくらい好き……!」

「フフ…
……………俺も!」

蒼志が、嬉しそうに笑う。


星那も自然と、微笑んだ。
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