私の恋人と執事はいつもいがみ合っている
蒼志「うっせぇな(笑)
…………つか、岳玄(たけと)は?
来てねぇの?」

大騎「遅れるらしいぞ」

蒼志「てことは、来んの?」

智久「来るよ」

蒼志「ふーん」

星那「岳玄くん、元気してるかな?」

蒼志「星那!!」

星那「へ?」

蒼志「言ったろ?
お仕置き、する?」

星那「え?や、やだ…/////」

蒼志「だろ?
約束、したよな━━━━━?」


そう━━━━━
ここに来る前に、河冨の運転する車内である約束事をしていた。

蒼志『星那』
星那『ん?』

蒼志『本音、言わせて?』
星那『ん?何?』

蒼志『今日の星那、一段と綺麗で可愛い!』
星那『ほんと!?ありがとう!嬉しい~!』

蒼志『俺以外の奴等に見せたくない!』

星那『……え?』

蒼志『………でも、そんなわけいかねぇから…
せめて、約束して?』

星那『う、うん』

蒼志『俺から離れない!
俺以外の男のことを意識しない!って』


━━━━━━━━
━━━━━━…………
星那「わかってるよ?」
頷く星那に、顔を寄せて耳元で囁いた。

蒼志「約束、破ったら……
みんなの前で、キス責めするっつったよな……?」

星那「……っ…/////」

蒼志「頑張って、約束守ろうなぁ~?星那!」

星那「は、はい!」

ニコッと笑う蒼志に、顔を赤くして何度も頷く星那だった。


大騎「約束って何?」

蒼志・星那「内緒」

智久「なんか、怪しいなぁ~(笑)」

星那「な、内緒/////」
蒼志「フフ…」


それから、楽しく会は進み………

星那「━━━━━あれ?ここ、何処?」
星那はトイレに行った後、迷子になっていた。

会場近くのトイレは“清掃中”になっていて、他のトイレに向かったのはいいが、わからなくなったのだ。

星那「あ!スマホ、スマ━━━━あ…預けたバッグの中だ………
ど、どうしよう……」
普段は蒼志や河冨といる為、あまり一人で行動しない星那。

星那「やっぱ、芽郁ちゃんと一緒に行けば良かった……」
“ついてくよ?”と言ってくれたのに、断ったのだ。


しばらく歩き回り、疲れてきた星那。
近くの椅子に座る。

とりあえず、ロビーを目指そう━━━━

そう思い、立ち上がる。
ゆっくり歩いていると………
◯◯「━━━━星那?」

星那「え?」

◯◯「僕だよ!わかる?」

星那「………あ!岳玄くんだ!」

岳玄「久しぶり!」

先程話に出ていた、岳玄がいた。
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