❤️お前の身も心も捧げろ〜極道の寵愛は止められない

ヤスシは事情を話し始めた。

「そうか、葉月を迎えに行ってくる」

「組長、自分は……」

「お前は彼女を守ってやれ」

冨樫は丸堂のマンションへ向かった。

その頃、丸堂は自分のマンションで食事をと思い、マンションへ向かっていた。

マンションのエントランスに向かうと、冨樫がこちらを見ていた。

冨樫は丸堂の後ろにいた葉月を見つけて、声をかけた。

「葉月、迎えにきた、帰るぞ」

「冨樫さん」

「丸堂、久しぶりだな、ヤスシが面倒かけたな、彼女の借金は俺が払う、葉月は俺の妻だ、返してもらう」

その時、葉月は冨樫に頭を下げて言葉を発した。

「冨樫さん、ごめんなさい、私はあなたの妻には相応しくない女です、
山辺のこと、思い出したんです、それに、丸堂さんとも……」

葉月は涙が溢れて止まらなかった。

冨樫は葉月に近づいて、腕を引き寄せ抱きしめた。

「葉月、帰るぞ」

「冨樫さん、私は……」

「葉月、俺はお前を愛している、お前が他の男に抱かれても、お前の中に俺がいなくても、