ハジメテノコイ
「あ!この映画すきー...」

「どれ?」


不意に近付く雅臣の顔。

心音が聞こえてしまいそうだ。


「雅臣...」


あたしはついに唇を付けてしまった。

雅臣はびっくりしている。


「ごっ、ごめんね、あたしお風呂借りるね」


そう言ってあたしは逃げるようにお風呂場へ行った。
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