月下の逢瀬
「玲奈に、このこと言ったのか!?」
「……、さっき、言った。そしたら玲奈さん、様子がおかしくなって」
だから理玖を探してた。そう言うと、理玖の顔色が変わった。
慌ててケータイを取り出して、電話をかける。
「……出ない。ヤバい……っ」
二つ折りのケータイを乱暴に閉じて、理玖はあたしを見た。
混乱しているのか、頭をがりがりとかいて。
「真緒、玲奈はどこに向かったかわかるか? どこで話してた?」
必死の様子でまくし立てるように聞いた。
「わ、わからないの。理玖のとこだろうと思って……だから」
「どこで話したっ?」
「調理、室」
涙が勝手に溢れていた。
すっかり取り乱した理玖の様子が怖かった。
あたしはやっぱり酷いことをしたんだ。
玲奈さんに、感情に任せて話すべきじゃなかったんだ。
どうしよう。
どうしよう。
かたかたと震える両手を握りしめた。
「……、さっき、言った。そしたら玲奈さん、様子がおかしくなって」
だから理玖を探してた。そう言うと、理玖の顔色が変わった。
慌ててケータイを取り出して、電話をかける。
「……出ない。ヤバい……っ」
二つ折りのケータイを乱暴に閉じて、理玖はあたしを見た。
混乱しているのか、頭をがりがりとかいて。
「真緒、玲奈はどこに向かったかわかるか? どこで話してた?」
必死の様子でまくし立てるように聞いた。
「わ、わからないの。理玖のとこだろうと思って……だから」
「どこで話したっ?」
「調理、室」
涙が勝手に溢れていた。
すっかり取り乱した理玖の様子が怖かった。
あたしはやっぱり酷いことをしたんだ。
玲奈さんに、感情に任せて話すべきじゃなかったんだ。
どうしよう。
どうしよう。
かたかたと震える両手を握りしめた。