あくまくんが愛してやまない。




今日は、待ちに待った初デートの日。


実は文化祭が終わったあとはすぐに期末テストに追われ、せっかく両想いになったのに遊べない日が続いていたのだ。

ちなみにわたしたちの関係は相変わらず、ラブラブだったりする(のろけたいだけ)。


周囲の環境も、以前よりはどこか肯定的になった気がする。


恭平くんが、わたしのことを彼女だってたくさん公言してくれているらしいことや、よくわたしのクラスにからかいにくるようになったこともあり。


さすがにそんな恭平くんの行動を見て、わたしたちのことを悪くうわさすることはできなくなったのか、かなり息が吸いやすくなった気がする。


ぜんぶ、恭平くんがしてくれたことだから、ほんとにほんとに感謝している。


毎日好きが増している中、彼からの愛に溺れて過ごす日々がとても幸せだったりする。


そうして、あれから1ヶ月ほど経ってから、ようやくふたりで出かけることができるようになった。



< 304 / 328 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop