【完】シンアイ
私に寂しい思いをさせない、泣かせない

そう言ったはずの男は、私よりも苦しんでいて、それでいて寂しそう

涙声が静かになったと思って宮脇さんを見れば、目を閉じて寝息を立てて眠っていた

眠っていても、私を抱きつく手の力は緩むことはない

この人の寂しさを、苦しさや傷ついた心を、

私は一緒にいて理解して癒してあげれるだろうか・・・
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