【完】シンアイ

弐拾壱


「結衣ちゃん久しぶり」

本社の営業部のオフィス
半分以上の人間が居ないオフィスにはオレンジの光が差し込んでいて、窓のブラインドは半分くらい降りてきている

私たちの姿に気が付いて、オフィスの奥から柊さんが駆け寄って来てくれる

ほとんどの人間が仕事納めで
でもエンジニアや開発部の人間だけは、年末年始の休み返上で出勤している
信也さんは今日が仕事納めで、仕事が終わって一度ホテルに戻って着替えて今の恰好になっている

私があげたピアス二つと、ネックレスをYシャツの下に付けて、指輪を人差し指に付けて、耳の空いている穴の半分ほどにつけられたピアス
少しだけ化粧のされた白い肌に、持っていたことを初めて知ったカラーコンタクトのライトブラウンをつけて、目を細めてわらう姿を見て

「ヤバイ人に見える」

と口から出てきたほど、印象はあまり良くはない
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