２ねんせいの夏。

夢

俺の名前は野田 春。

野球選手になる夢は、
もう叶わないけれど、
それでも大好きな野球に
関わって生きたいと思っている。

挫折にも始まりはあるんだと、
今は信じている。
今は球拾いでも、野球が好きだという少年と一緒に夢をみることにした22歳。


僕の名前は神崎 修。

大好きだった家族は、
もういないけれど、
僕の未来と新しい家族を僕にくれた。

失うことに怯えていては、
明日は来ない。
大切なものを守ろうとする想いで、僕を生かしていこうと思う、21歳。


僕の名前は森 太陽。

生きているだけで、
幸せな事だと知っている。
明日が来る事を夢にみる人がいることも知っている。

大切に大切に
守られてきたこの命で、
今度は誰かを助けたい。
誰かの大切なものを守る手助けが夢の、21歳。