私の人生を変えてくれた人 3 前編

「分かったよ、雄斗」

「うん!
 そういえば、これやるよ」

先生が差し出した手にはシャーペンが握られていた

「シャーペン…?」

「そう
 俺が普段使ってたやつ」

「雄斗が普段使ってた…?
 確かに見覚えあるかも…」

「だろ?
 それ、香音にやるよ」

「えっ…でも…」

「いらないならいいけど?」

「いります…!
 ほしいです…!」

「そんな必死にならなくてもw」
< 136 / 524 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop