私の人生を変えてくれた人 3 前編
「あの……それって……過呼吸起こした時、毎回そんな感じ…?」
「そうだね
多分逃げようとしたんじゃないかな
それで立てなくて倒れてる」
「じゃあ今日も……」
「そうだと思うよ
誰かが抱き上げて香音をベッドに戻したと思う
香音、軽いから全然一人で持ち上げられる」
「まじか……知りたくなかった…」
「ん?
俺に抱き上げられるの嫌だった?」
「雄斗はいいんだけど…今日のこと……」