私の人生を変えてくれた人 3 前編
「………」
また何も言わない
でもこれは関係あるってことだよね
そして岩本の体を見た
どこか怪我したってことは……
………っ!
私は左手のところで目を止めた
血が手を伝っていたからだ
「岩本…?
ちょっと服捲っていい?」
「やだ…」
「お願い…!
少しだけだから」
「うん……」
了解を得られたので少し服を捲った
そこには痛々しい傷の数々
しかもまだ血が止まってない