恋の仕方、忘れました

「一緒に帰っていいですか?主任のお部屋に」

「そのつもり」



私が素直にそう伝えると、主任はふわりと頭を撫でた。



「続き、してくれます?」

「お前もどんどん大胆になってくな」

「だって、このままじゃ生殺しです」

「ブラのホック外れたままだし?」

「……意地悪」



くしゃりと笑顔を見せた彼は、再び私の唇を塞いだ。











誰も知らない、夜のオフィス、ふたりの秘め事。








fin.


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