地味子ちゃんはイケメン男子に寵愛されて


深い眠りなのかな……


もっと大きい声を出さないと無理なのかもしれない。


「あ、あの、紫堂さん!起きて、ください!」


「ん……」


自分に出せる限りの大きな声で紫堂さんを呼ぶと、今度は反応があった。


「まだ、起こすな……」


だけど目を開けることはなく、閉じたままだ。


こ、これはどうすればいいんだろう……


迷ったものの、何とか起こそうとベッドの近くに行き、勇気を出して身体を揺すった。


「し、紫堂さん、あ、朝ですよ!」


「……はぁ、しつこい。誰だ」


眉間にシワを寄せて不機嫌そうにこちらを睨む紫堂さん。


そんな紫堂さんが怖くて、つい固まってしまう。


「ん、あぁ、結々か」


私を見た紫堂さんはまだ不機嫌そうなものの、睨むのをやめてくれた。

< 106 / 106 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:22

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

危険な彼に焦がれて
有栖華/著

総文字数/27,139

恋愛(キケン・ダーク)75ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
心が真っ黒に染まっている私。 汚いこともたくさんしてきた。 そんな自分を浄化したくて…… 出来ることなら、真っ白な色に染まりたいと思った…… ***-----------------------------*** 【超美人、高校生とは思えないほど大人びている】 折川珠那 -Orikawa Mina- × 【久我組の若頭、柔らかい雰囲気の美青年】 久我優雅 -Koga Yuga- ***-----------------------------*** 「何してるの?」 「あんたに関係ないでしょ」 私に声をかけてきた男は美しいと感じると同時に、危険だと本能が言っていた。 「ねぇ、せっかくだし、俺のところに来ない?」 「誰があんたのとこなんか……」 口ではそう言いながら、その男に従ってしまうほどの魅力があった。 「大丈夫、珠那ちゃんは綺麗だよ」 その言葉には、まるで私に本当に綺麗な人なのだと錯覚させるほどの力があった。 この男はやはり危険だ。 「何もかもが可愛すぎて困るね」 麻薬みたいな彼に、私は焦がれて…… 「俺は珠那ちゃんのことが好きだよ」 どうしようもないほど溺れてしまった…… 透明要素絶対出てこないと思ったので、一部表紙の内容を変えました(と言っても、分からない程度だと思います)
番外編集 ―イケメン男子に愛されまくり―
有栖華/著

総文字数/4,348

恋愛(その他)12ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
今まで完結した作品の番外編集です! 短編は含みません。 最初は「チャラい彼は、意外と一途」です! 掲載作品(どんどん増えていきます) ♡チャラい彼は、意外と一途 ♡いつの間にか、君に恋していたんだ。
鳥籠の中
有栖華/著

総文字数/1,182

恋愛(キケン・ダーク)3ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「ねぇ、いつまでここに閉じ込める気なの?」 「もちろん一生、だよ」 此処はまるで鳥籠の中──。 【ジャンル】 恋愛 【キーワード】 狂愛 束縛 監禁 ヤンデレ

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop