奏でた音の帰り道。
わくわくするんだ!



ヴァイオリン、君を手に握った時から。




初めてヴァイオリンに触れたのは、0才の時。




ボクのおもちゃだった!



その日から、ボクはどんなことがあっても弾いたっ!





「へったくそっ!」




「うるせぇっ!」






「黙れっ!」







「下手がでしゃばって弾くなっ!」







「いい加減にしてくれっ!」







潮風!






風は、町の人々の雑音を書き消してくれたっ!






「ありがとうっ!」







今も、弾いてる!






『ヴァイオリン!君がっ好きっ!』







バァーン!





ボクの頭が撃たれた。





バァーン!バァンッ!






左手も、右手も、撃たれた。







でも、ボクは弾き続ける・・・・・・。







左足を撃たれた!




右足も、撃たれた!




胸の真ん中をっ撃たれたっ!






音が近い。


ボクの奏でる音が、ボクの両腕になってくれた!




ボクのヴァイオリンを、しっかり握って弾いてくれた!






「なんて、キレイな音っ!」






「君が、奏でたんだよ!」






< 1 / 2 >

この作品をシェア

pagetop