ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





「う、うるさい!」



 京に呆れられて、つい怒鳴った。

 心配して損したわ!



「でもさ」


 累がニヤリと笑みを浮かべた。



「そこだけは、恵と似ているよな」

「うるさいって!」

「玲くん、顔は苺みたいに真っ赤じゃん」



 オレが累に向かって怒鳴ると、清が腹を抱えて笑った。

 他の奴らも、腹を抱えて笑っていた。

 たく、お前らは。

 そのままオレ達は、家に帰った。



       ***



 オレ達が恵のことを好き。

 これだけは恵には言えない、絶対の秘密だ。




< 121 / 135 >

この作品をシェア

pagetop