ユメ騎士〜イケメン男子達と秘密のアイドル活動始めます〜





 残りのみんなも、ぞろぞろと入って行った。

 私も、後に続いた。



「「「「「「「おぉ!」」」」」」」



 小さい私達が、声を揃えて驚いた。

 外は少し不恰好だったけど、中はかなりいい出来だった。

 7人で囲んで座っても、ちょっと余裕がある程度だった。

 昔はこんなにきれいだったんだな。

 懐かしさに浸っていると、清くんはキラキラな目をもっと輝かせた。



「すごいね。これからここで、みんなで楽しく遊べるよ!」

「清、気持ちは分かるけどさ、もうちょっと落ち着こうよ。せっかく作ったのに、壊れちゃうよ」



 京くんが清くんを宥めていた。

 そう言えば、みんな今もこんな感じだったな……。

 昔と全然変わっていないんだね。

 まぁ、私も人のことは言えないんだけどね。

 そう思うと、少し笑みが溢れた。



「さっすが俺達だな。確か……建物の中身を考えたのは、れーくんだよね。さっすが、無駄に知識付けているだけあるよね」



 すると玲くんは、顔を般若のようにした。

 わっ!

 こ、怖い……。



「俊〜〜〜!お前最後の言葉は余計だぞ!」




< 88 / 135 >

この作品をシェア

pagetop