その甘さ、毒牙につき【番外編】
っなに、これ……。
初めての感覚に混乱して、瑞樹くんのこと以外考えられない。
「も…っ、むりっ…」
息の吸い方がわからないから、かなり苦しくなってきて瑞樹くんの胸をトントン叩く。
すると、最後にチュッとリップ音を立てて唇を離した。
「…キスの練習、しなきゃね?」
「うぅ…もう、しばらくは無理…」
「頑張って応えようとするもも、すごく可愛かった」
「っ…」
意地悪く笑う瑞樹くんに、まんまと惑わされてしまう。
好きな人に言われる「可愛い」は、誰よりも特別で。