極上タラシオトコの本気を引き出す方法
なかなか声を発しない私を見て、広瀬先生は更に言葉を続けた。
「怒るのが当然だと思う。ある意味、嘘ついてたってことになるだろうし。
でもこれだけは知ってて欲しいんだけど、今は遠藤さんのこと、最初みたいに軽く考えてない。
話せば話すほど、心がすごい綺麗で、俺の事を初めてちゃんとひとりの人として見てくれてんのがすごい分かった。
遠藤さんの喜んでる顔だったり、可愛い表情だったり、色んな顔を見たいなって思ってるし、会う度すごい癒されてる。
俺としては、正直、こんな楽しい時間を手放したくないし、
今でもこんな話してもう会えなくなるくらいならしないほうがよかったんじゃないかって
あとから後悔することは分かってんだけど、
素直な遠藤さんに隠すようなこと、もうしたくないと思って。」