極上タラシオトコの本気を引き出す方法



私のその言葉に広瀬先生は目を大きく開けて驚いた表情になった。


そしてすぐに真剣な顔に少し熱が籠った。





「それって、意味分かって言ってる?」





その言葉の意味が分からないほど私だって伊達に歳を重ねてきたわけじゃない。


こんな恋愛が人生に一度くらいあってもいい。



第三者からは遊びという名前を付けられるのかもしれないし、もしかしたら軽蔑する人だっているのかもしれないけど...



それでも私は今目の前にいるこの初めてここまで私の心を動かしてくれた男性との恋愛を終わりにしたくなかった。




「分かってます。



それに、私だって嫉妬します。



広瀬先生自身のことを分かってる初めての女性だって言ってくれてるのに、

他の女性たちに私の知らない広瀬先生を知られてるって思ったら、すごくイヤなんです。


私だって、もっと先生のこと知りたいのに。」




< 80 / 309 >

この作品をシェア

pagetop