私が彼の笑顔を見るまで
 そして、俺も知ってはいたが、日本有数の家柄の御子息が集まる、あの男子校に烏丸が元々いた事と、多分、一条はその男子校に行きたかったのだろうという事を改めて知った。一条の学力ならその男子校にも行けるし、一条の家柄的にも問題は無い。
 一条は、過去には皇族を輩出した事もある華族の血が流れている一条家と、イギリスの貴族の血が流れている母方のフェルゼン家という、格式高い家柄を備えている。一条は次男の為、家の事はあまりやらされていないようだ。一条の見た目が外国の血を濃く受け継いでいた為、一条の親戚連中が難色を示し、一条の仕事には関わっていないようだ。だが、母方の方からイギリスの領地の一部を譲って貰っている話は理事長経由で聞いた事がある。
 一条と烏丸が一緒に居ると場がとても華やかだ。烏丸は、静かにしていれば精巧な人形みたいな容姿を持っている。サラッサラの黒髪と色白の肌と大きな真っ黒の瞳の持ち主である。
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