まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
春くんは理人さんの意味ありげな言葉に、むうと頬を膨らませた。理人さんは肩を竦めてそれをさらっと流すと、二人のやりとりを見ていた私にもう一度聞いた。
「他に何かありますか?」
「えっと……いつ頃、帰りますか?」
「……今日は遅くなりますので、僕を待たずに先に寝て下さいね。練習の続きは、また明日にしましょう」
理人さんに優しい口調で言われたその言葉に、顔を熱くしてまた頷いた。それに、それをなんとなく期待をしていた自分にも驚いた。
「他に何かありますか?」
「えっと……いつ頃、帰りますか?」
「……今日は遅くなりますので、僕を待たずに先に寝て下さいね。練習の続きは、また明日にしましょう」
理人さんに優しい口調で言われたその言葉に、顔を熱くしてまた頷いた。それに、それをなんとなく期待をしていた自分にも驚いた。