まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
水色を基調にした調度が置かれた部屋で、春くんに質問した。豪邸なので家具なども明らかにデザインに拘った高級そうなものが多い。まるで理想の部屋を表現していたショールームみたいな部屋でこれからは生活することになりそうだ。
「んー。この部屋は、俺だよ。透子が寂しくなったらいつでも来てね~」
前もって水洗いしてから乾燥して綺麗にしていた空調のフィルターを変えながら、春くんは言った。彼はすごく背が高いから、脚立の低い段で十分天井に近い位置にある空調の高さまで手が届いている。
「春くんて、背が高いよね。何センチ?」
「高校時代に最後に測った時は180センチくらいだったけど……今はどうかな~? 流石にそれからは伸びてないかもしれないね」
春くんは器用な動きで、手早くガタガタと音をさせつつ空調のカバーを閉じていく。
「春くんて、いくつなの?」
「俺は二十歳だよ。何々~? 能力のこともそうだけど、俺たちのこと色々知りたくなってきた?」
「私と、同い年なんだね。うん。結婚したし、皆のこといっぱい知りたいなあって思っちゃった」
「んー。この部屋は、俺だよ。透子が寂しくなったらいつでも来てね~」
前もって水洗いしてから乾燥して綺麗にしていた空調のフィルターを変えながら、春くんは言った。彼はすごく背が高いから、脚立の低い段で十分天井に近い位置にある空調の高さまで手が届いている。
「春くんて、背が高いよね。何センチ?」
「高校時代に最後に測った時は180センチくらいだったけど……今はどうかな~? 流石にそれからは伸びてないかもしれないね」
春くんは器用な動きで、手早くガタガタと音をさせつつ空調のカバーを閉じていく。
「春くんて、いくつなの?」
「俺は二十歳だよ。何々~? 能力のこともそうだけど、俺たちのこと色々知りたくなってきた?」
「私と、同い年なんだね。うん。結婚したし、皆のこといっぱい知りたいなあって思っちゃった」