まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
「絶対、そうだと思った」
「何それ。俺そんなに末っ子っぽい?」
「うん。すごく」
「何それ」
春くんは、拗ねて頬を膨らませた。そういうところが、末っ子っぽいって言ったら怒るだろうな。
「何だよ……じゃあ透子は?」
「私一人っ子だから」
「そっか。じゃあ、兄弟は居ないんだね」
「うん。だから兄弟沢山いるの、羨ましい」
「俺は兄さんばっかりで、お腹いっぱいだけどね。理人や雄吾見てたら、妹なんか欲しくないって思っちゃうな……女の子が個々に色々な性格や個性を持っているのは、理屈ではわかっているんだけど。身近なのが、選んだみたいに最悪なのばっかりだよ」
「ふふ。私も春くんと身近だけど」
「透子は、俺からすると最高だよ。今でも自分と結婚しているのが、信じられないくらい」
「わ。ありがとう。私も春くんと、結婚できて嬉しいな」
私たちはついさっき見た物騒な夢も忘れて、にこにこと二人で笑い合った。
「何それ。俺そんなに末っ子っぽい?」
「うん。すごく」
「何それ」
春くんは、拗ねて頬を膨らませた。そういうところが、末っ子っぽいって言ったら怒るだろうな。
「何だよ……じゃあ透子は?」
「私一人っ子だから」
「そっか。じゃあ、兄弟は居ないんだね」
「うん。だから兄弟沢山いるの、羨ましい」
「俺は兄さんばっかりで、お腹いっぱいだけどね。理人や雄吾見てたら、妹なんか欲しくないって思っちゃうな……女の子が個々に色々な性格や個性を持っているのは、理屈ではわかっているんだけど。身近なのが、選んだみたいに最悪なのばっかりだよ」
「ふふ。私も春くんと身近だけど」
「透子は、俺からすると最高だよ。今でも自分と結婚しているのが、信じられないくらい」
「わ。ありがとう。私も春くんと、結婚できて嬉しいな」
私たちはついさっき見た物騒な夢も忘れて、にこにこと二人で笑い合った。