まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~

039 銀色のおおかみさん

 その時にようやく、理人さんの銀色の長い尻尾が出ていることに私は気がついた。

 常に冷静さを失わないこの人が、今すごくすごく興奮しているということに。それが、私が原因であることに、なんとも言えない身体中が満たされるような喜びがあった。

 彼は優しい手つきで私の下着を取り払うと、大きな手で私の腰を少し上げさせて、迷わずに足の谷間にその舌を這わせた。

「きゃ、理人さん?」

「ずっと、思っていた通りに、すごく美味しいです。透子さん、いっぱい感じてください」

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