まんまるお月様とおおかみさんの遠吠え①~人狼夫たちとのドタバタ溺愛結婚生活♥~
高度なミステリーのオチに興奮し過ぎて、寝る前にキッチンにお茶でも飲みに行こうかなと思って扉から出た。
シーンとして音のない深夜の空気の中、左隣から小さな物音が聞こえて来た。
理人さんの部屋だ。もしかしたら、多忙な彼は今帰って来たところなのかもしれない。
最近忙し過ぎて彼とは顔を合わせてないし、あまり話せてない。夜遅いけどちょっとだけでも話せるかもしれないと思った私は、彼の部屋の扉をコンコンとノックをした。
しんとしたままで、応対はない。
けど……絶対に、物音はしたはず? 思い切って扉を開けてみるとやっぱり灯りはついているし、部屋の奥にあるテレビも付いたままだった。
テレビに映っているのは、外国のニュースだろうか。日本語ではない言語を早口のキャスターが、何か話しているのが聞こえた。
「あの……理人さん? 透子です」
そっと扉を閉めて部屋の中に入ると、ベッドの上で濡れた髪のまま寝ている理人さんが居た。
シャワーを浴びてそのまま横になり、眠ってしまったのか。
シーンとして音のない深夜の空気の中、左隣から小さな物音が聞こえて来た。
理人さんの部屋だ。もしかしたら、多忙な彼は今帰って来たところなのかもしれない。
最近忙し過ぎて彼とは顔を合わせてないし、あまり話せてない。夜遅いけどちょっとだけでも話せるかもしれないと思った私は、彼の部屋の扉をコンコンとノックをした。
しんとしたままで、応対はない。
けど……絶対に、物音はしたはず? 思い切って扉を開けてみるとやっぱり灯りはついているし、部屋の奥にあるテレビも付いたままだった。
テレビに映っているのは、外国のニュースだろうか。日本語ではない言語を早口のキャスターが、何か話しているのが聞こえた。
「あの……理人さん? 透子です」
そっと扉を閉めて部屋の中に入ると、ベッドの上で濡れた髪のまま寝ている理人さんが居た。
シャワーを浴びてそのまま横になり、眠ってしまったのか。