吐き出してメルトハート
「佐藤、それってガチやばじゃん」
友だちの胡桃ちゃんがわたしの話を聞いて真っ青になった。
その間もしゃっくりは止まらない。
次々と生産されていくチョコレートに、胡桃ちゃんの表情はもっと険しくなっていく。
「あんた、なん、あんたなんで学校とか来てんの……?」
「胡桃ちゃんにも見てもらいたかったから」
「なにを」
「人間無限チョコマシーン」
「ほんっと、あんたってやつは……もっと危機感持てよ!胡桃にこんな胸きゅんセリフみたいなん言わせんなよ!」
胡桃ちゃんはさらに続ける。
「あんたもとっくに気づいてんでしょ?それが続いたらどうなるかってことぐらい、わかってるでしょ……死ぬかもしれないんだよ、佐藤」
胡桃ちゃんの言わんとしてることはわかる。
それに今朝すでに経験していたから。
人間はふつう寝ている間にしゃっくりはしない。
睡眠中のしゃっくりは病気の可能性がある。
つまるところ、わたしも病気なのだろう。