君はみんなの人気者   ー私たちの出会いは?!
ちょっとの間はなんだ…?

まぁ、いいや。

そして私たちは中庭にある自販機に向かった。

「てかさ、蛍。俺のこと翔って呼んでよ」


「なんでですか?」

私が翔て呼ぶ必要なくない?

「…ほら、琥珀て有名人いるじゃん。琥珀て呼ぶと周りの人が俺のこと見るんだよね、だから。」

なるほど…

いたね、今日お昼女子が話してた人だ。

「じゃあ、翔先輩で。」

「…先輩はいらないんだけどな」

私が自販機で麦茶のボタンを押して飲み物が出てきてガランと音がしたのと翔先輩が言ったのが被った。

「なんて言いました?」

聞こえなかった…

「いーや、なんも」


むっ、
また、隠して…

その後は一緒に電車に乗って帰った。

補習の日は火曜日と金曜日。

その日以外は放課後空いてないならしい。

もちろん翔先輩が。

2人の都合が悪くなった日は曜日を変えて行うことになった。
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