愛していますよ、だから幸せになってくださいね!

 それから数日後、入学式を迎えることになった。

 朝と帰りはウェズリー様の馬車で送ってもらうことにした。一緒に通えるのは嬉しい。

 登校中に一緒にいてくれるとなると心が安らぐから。

 学園登校初日、馬車を降りようとしたらウェズリー様がエスコートしてくれた。笑顔でそれに答える。


「それじゃ行ってきます」

「うん。また帰りに」

「こちらで待ち合わせをしましょうね」


 ウェズリー様に手を振って学舎に向かった。









「まさか……あれはミシェル……? やっと会えた!」


< 37 / 107 >

この作品をシェア

pagetop