愛していますよ、だから幸せになってくださいね!

 晩餐でミシェルの選んだドレスは南の国のドレスだった。この国のものとは明らかに違う素材で作られた私の母からプレゼントされたピンク色のドレスで、とあるバラ色のドレスだった。


 色が白いミシェルによく似合う。


「念のために持ってきましたの。これを着させてもらいますわ」



 私はミシェルが何を考えているか口にせずとも分かった。反撃開始だ。



「良いね。私も合わせよう」


 お互いに南の国の服装に着替え晩餐へと向かう。


「さぁ行こうか! ミシェル」

「えぇ。ウェズリー様」



 ミシェルをエスコートして晩餐の場へと向かった。

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