【辛口ホームドラマ】紅(あか)いろうそくと人魚
第3話
時は、7月22日の昼前のことであった。

この日は大事な予定が入っていた日であったが、温大《はると》が家出して行方不明になったので急きょ取りやめとなった。

さらにその上に、家で突発的事件が発生した。

この日、首都圏地域で暮らしていたしのぶの長女・潮田良江《しおたよしえ》(49歳)が奈江《なえ》(長女・12歳)と悠馬《ゆうま》(長男・11歳)とほのか(3歳)が家《ここ》に突然帰って来た。

大広間に徳広《のりひろ》としのぶと良江《よしえ》母子4人がいた。

良江《よしえ》は、ものすごくつらい声で徳広《のりひろ》しのぶ夫婦にキュウジョウを訴えた。

「おとーさん、おかーさん、助けてよ!!母子《うちら》4人はダンナからどぎつい暴力をふるわれたのよ!!」

しのぶは、コンワクした表情で言うた。

「どぎつい暴力をふるわれているって?」

良江《よしえ》は、ものすごくつらい声でしのぶに言うた。

「力による暴力をふるわれたのよ!!それだけじゃあないわよ!!他にも経済的な暴力をふるわれた…他にもたくさんの暴力をふるわれたのよ!!…話し合いで解決できる問題じゃないのよ!!おかーさん!!聞いてるの!?」

しのぶは、ものすごく困った声で『聞いてるわよ〜』と言うた。

良江《よしえ》は、ものすごく怒った声でしのぶに言うた。

「ダンナは聞く耳を持たないクソバカなのよ!!話し合いをしても一方的に拒否するタイプだからだめなのよ!!ダンナの両親は自分さえよけりゃいいタイプだからだめなのよ!!」

話を聞いた徳広《のりひろ》は、ものすごくつらい声で『もうわかった…それならここにいろ…』と言うた。

良江母子《よしえおやこ》4人は、首都圏地域での暮らしをやめて家《ここ》で暮らすことにした。

しばらくの間は、新月《しづき》が使っていた部屋を使うことにした。

母子《おやこ》4人が使用していた品物類は、千葉県内にあるロッカールームに一時的に保管されていた。

品物類は、7月中に家《ここ》に配送される予定である。

さて、その頃であった。

(ブロロロロロロロ…)

竹宮《たけみや》が運転している黒のニッサンエルグランドが国道2号線沿いの道を走っていた。

車には、竹宮《たけみや》と藍子《あいこ》が乗っていた。

ふたりが乗っている車は、岡山方面に向かって走行していた.

時は、午後1時前であった。

またところ変わって、笠岡市の中心部にある古城山公園にて…

(ミーン、ミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミン…ジー…ミーン、ミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミンミン…ジー…)

木々にとまっているミンミンゼミとアブラゼミの合唱が森林に響き渡っていた。

竹宮《たけみや》と藍子《あいこ》は、公園内にある森林で話し合いをしていた。

藍子《あいこ》は、白のプリーツスカートとネイビーのサマーカーディガン姿…

竹宮《たけみや》は、ももけたハラマキ姿…

…であった。

竹宮《たけみや》は、藍子《あいこ》に対して例の返事をしろと強要《ようきゅう》した。

「藍子《あいこ》!!」
「(おびえた声で)なんでしょうか…」
「いつになったらオレの求めに応じるのだ!?」

竹宮《たけみや》から凄まれた藍子《あいこ》は、泣きそうな声で許し乞《ご》いをした。

「やめてください!!お願いですから…うちの幸せを壊さないでください!!」

竹宮《たけみや》は、ものすごく恐ろしい声で藍子《あいこ》をイカクした。

「なにがうちの幸せを壊さないでくださいだぁ~!!」

藍子《あいこ》は、ものすごく泣きそうな声で竹宮《たけみや》に言うた。

「うちは…ダンナと結婚してまだ1年もたっていないのよ…うちはこれから幸せになろうとしているところなのよ!!」

竹宮《たけみや》は、ものすごく恐ろしい声で藍子《あいこ》をイカクした。

「オドレの幸せはその程度かよ…オドレの夢はその程度かよ!!ああ!!」
「イヤァァァァァァァァァァァァァ!!」

竹宮《たけみや》からイカクされた藍子《あいこ》は叫び声をあげたあとその場に座り込んだ。

竹宮《たけみや》は、その場に座り込んでおびえている藍子《あいこ》に対して、ものすごく恐ろしい声でイカクした。

「オレの要求を拒否するのであれば、こっちも考えがあるぞ!!藍子《オドレ》のことについては、ワシの知り合いのコーシンジョにたのんで調べてもらった…ものすごくつらい人生であったことはよくわかったが…25年前のお医者さんごっこ事件については…正直ゆるせない部分がある…だからわしは怒っとんや!!」

竹宮《たけみや》からイカクされた藍子《あいこ》は、ひどくおびえまくっていた。

竹宮《たけみや》は、さらに恐ろしい声で藍子《あいこ》をイカクした。

「25年前と言えば…藍子《オドレ》は小1だったな…事件は…小4の男子《クソガキ》ども複数人が小1の女子児童と一緒に学校《こうない》にあるボロ倉庫でお医者さんごっこをしていたことがみまわり中の先生《センコウ》に見つかった…その時、被害を受けた小1の女子児童は…藍子《オドレ》だった…藍子《オドレ》は…当時の担任《センコウ》からアレコレとめんどいことを聞かれたようだな…その時…藍子《オドレ》はとんでもない失態をやらかした…藍子《オドレ》はその時…無関係であった村前新月《むらさきしづき》くんが主犯だと言うた…それが原因で、村前新月《むらさきしづき》くんの人生がズタズタに壊れた…村前新月《むらさきしづき》くんは…」
「やめて!!それ以上のことは言わないでください!!」

竹宮《たけみや》からイカクされた藍子《あいこ》は、思わず叫び声をあげた。

竹宮《たけみや》は、さらに恐ろしい声で藍子《あいこ》をイカクした。

「なんや!!それ以上のことは言うなだと!!」

座り込んでおびえまくっている藍子《あいこ》は、泣きそうな声で言うた。

「あの時…うちは…頭がコンランしていたのです…」

竹宮《たけみや》は、おびえまくっている藍子《あいこ》の背中を無理やり押さえつけたあと、ものすごく恐ろしい声でイカクした。

「頭がコンランしていたからテキトーに言うたのか!?ああ!!」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

竹宮《たけみや》は、藍子《あいこ》をイカクしたあとその場に寝かせた。

「やめて…イヤ!!」

竹宮《たけみや》は、ものすごく恐ろしい声で藍子《あいこ》をイカクした。

「まあええわ…話を変えるけど…お医者さんごっこをした複数人の男子《クソガキ》どもについてはあわれな末路をたどったようだ…一人は、3年前に駅家町《えきやちょう》の芦田川《かわぞい》の道で蛇行運転していた乗用車《くるま》に追突して川にドボーンでデキシした…一人は…転校先の兵庫県で事故を起こした電車でぺちゃんこにつぶれて亡くなった…一人は…2週間前に会社からツーコクを受けたことを苦にビルから飛び降りた…一人は…2月に埼玉県で発生したトレーラー暴走事件で逮捕された運転手の男のおにいであることを理由に、職場で任されたお仕事を取り上げられた末に追い出し部屋へ押し込められた…さらにその上に、逮捕された男のオネエ二人も婚約破棄された…さらにその上にまた、テテオヤがくも膜下出血で急死などでさらに不幸事がつづいた…さらにさらに…」
「イヤ!!やめて!!」

藍子《あいこ》は『やめて!!』と叫んでいるのに、竹宮《たけみや》はヨウシャなく藍子《あいこ》をイカクした。

「さらにひとりは、叔父が熊本県の高速道路で高速バスに対してあおり運転をした容疑で逮捕されたことを理由に妻からリコンを突きつけられた…その後、カレは首を吊って亡くなったそうだ…ひとりは、東福山のラブボで発生した火災で亡くなった…この時、一緒にいた女がワシの女《レコ》だった…それが原因でムコヨウシ先の家が壊滅的な被害をこうむった!!…そして、残りのクソガキどもは、田嶋《うち》の構成員《チンピラ》にたきつけた末に拳銃《チャカ》で身体《ドタマ》かち割られた…哀れよのぉ~ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ〜」
「やめて!!」

竹宮《たけみや》のものすごく気色悪い声で嗤《わら》い声を聞いた藍子《あいこ》は、叫び声をあげた。

このあと、竹宮《たけみや》はものすごく恐ろしい声で藍子《あいこ》をイカクした。

「なにがやめてだ…ほかにもオドレには過去のあやまちがたーんとあるんぞ!!…オレと結婚することを前提にドーセーしていた時に急に別れ話を持ち込んだ…なんでオレに別れてくれと言うた!?」
「(藍子、泣きそうな声で言う)あの時…職場の人から…ダンナを紹介された…」
「紹介されたからなんじゃあいよんぞ!!」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

思い切りブチ切れた竹宮《たけみや》は、藍子《あいこ》が着ているスカートの中に手首を無理やり入れながら言うた。

「オドレにダンナを紹介したやつは誰や!!オドレにダンナを紹介したやつは誰や!!」
「アタシにいつもやさしくしてくださっている…イヤァァァァァァァァァァァァァ!!」

竹宮《たけみや》は、スカートの中からガーデン柄のレギュラーショーツを無理やり引っ張り出した。

「やめて!!やめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてやめてーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「ふざけるな!!よくもオレに別れ話を切り出したな!!そんなにオレがイヤか!?」
「イヤじゃないわよ!!」
「ほんならなんでダンナとお見合いした!?ふざけやがって!!」

ブチ切れた竹宮《たけみや》は、足もとからショーツを抜きとったあと、ハラマキの中に隠した。

「やめて!!パンツ返して!!イヤ!!」

藍子《あいこ》は『やめて!!』と言うたが、竹宮《たけみや》はプリーツスカートの丈を思い切り破いた。

(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)

「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「ふざけるな!!オドレはなんでお見合いを断らなかった!?」
「ダンナがやさしい人だったから…やめてーーーーーーーーーーーーーーー!!」

竹宮《たけみや》は、藍子《あいこが着ていたプリーツスカートをズタズタに破いたあと腰から無理やり抜いた。

「なんでオドレはダンナを選んだ!?オドレはオレがキライになったのか!?」
「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」
「ふざけるな!!オレの心をズタズタに傷つけたからやっつけてやる!!」

(ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!ブチッ!!)

思い切りブチ切れた竹宮《たけみや》は、藍子《あいこ》が着ていたカーディガンと下に着ていたブラウスをズタズタに破った。

その後、Mカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》を包んでいた白のブラジャーをちぎった。

ブラジャーの中から、Mカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》があらわになった。

つづいて、竹宮《たけみや》はズボンとトランクを脱いだ。

その後、竹宮《たけみや》は全裸《はだか》になった藍子《あいこ》をしつように犯した。

「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!(ダンナ)さーーーーーーーーーーーーん!!(ダンナ)さーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!助けて!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

竹宮《たけみや》に犯されている藍子《あいこ》は、よりし烈な叫び声をあげながら夫に助けを求めた。

助けて…

助けて…

あなた…

助けて!!

時は、7月24日の正午頃であった。

またところ変わって、東尾道にあるフジグランにて…

永眞《えま》は、ここで働くことができなくなったのでやめることにした。

この日、永眞《えま》はロッカーの整理をしていた。

そこへ、正午アップの従業員さんがロッカールームに入った。

正午アップの従業員さんは、ロッカーの整理をしている永眞《えま》に声をかけた。

「永眞《えま》さん。」
「なあに?」
「永眞《えま》さん、ここやめるの?」
「うん。」
「どうしてやめるのですか?」
「(ものすごくつらい声で言う)しんどくなったけんやめるのよ。」
「しんどくなったけんやめるって…」
「(ものすごくつらい声で言う)だから、体力的に限度が来たのよ!!」

永眞《えま》は、ひと間隔おいたあとものすごく泣きそうな声で従業員さんに言うた。

「この間…ダンナから…よりし烈な暴行を受けた…」
「DV(ドメスティックバイオレンス)…」
「そうよ。」

この時、永眞《えま》の両目が真っ赤に染まっていた。

真っ赤に染まった永眞《えま》の両目から血の涙がポタポタとあふれ出た。

永眞《えま》は、血の涙を流しながら従業員さんに言うた。

「ダンナがにくい…ダンナがにくい…ダンナがにくい…」
「ダンナがにくい…」
「ダンナは…アタシと結婚したのに…大学の時に知り合ったカノジョをまだ愛していたのよ…大学の時に知り合ったカノジョじゃないとイヤだとワガママ言うた!!…ダンナは…アタシと結婚したのに働かないグータラよ!!…大学で取り組んでいる研究を完成させたいから会社づとめしないと言うた!!…研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究…ダンナが大学でしよる研究が分からない!!…ふざけているわよ!!…研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究研究…ケンキュウの漢字を見るだけでもイラつくのよ!!…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」

永眞《えま》は、温大《はると》に対する不満をぶつけたあとくすんくすんと泣き出した。

従業員さんは、ものすごくつらい声で永眞《えま》に言うた。

「そんなことがあったのね。」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…うん…」
「永眞《えま》さんのダンナは生まれた時からなまけものよ…ダンナをなまけものに仕立てた親キョウダイ親類縁者たち全員は稚拙《ヨーチイ》のよ…」
「くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…くすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすんくすん…」
「そう言うたうちも、セガレは30過ぎているけどコーコーに籍をおいたままにして放置しているのよ…うちとダンナは、セガレに対してガッコーに行けといよんよ…それなのにセガレはガッコーに行かない…ガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコーガッコー…といよんのに言う事を聞かないのよ…うちもうんざりよ…うちとダンナは…セガレが元気な顔でコーコーに通っている姿が見たい…セガレがブラスバンド部で楽器を演奏しているところが見たい…それなのに…」

永眞《えま》は、涙をふいたあと従業員さんに言うた。

「やめて…そんな話は聞きたくないわ…」
「ごめんなさい。」
「それだったら、違うコーコーに転学した方がいいと思うけど…それもできんの?…うち…帰る…短い間だったけど…ありがとう…」

その後、永眞《えま》は荷物が入っているボストンバックを持ってロッカールームから出た。

フジグランから出発した永眞《えま》は、その後JR東尾道駅へ歩いて向かった。

それからまた60分後であった。

永眞《えま》は、山陽本線の山口方面へ向かう各駅停車《でんしゃ》に乗って遠くへ行った。

このあと、永眞《えま》は県外で行方不明になった。

またところ変わって、岡山市にある大手都市銀行の支店にて…

この日、温久《はるひさ》はデスクとロッカーの整理をしていた。

温久《はるひさ》は、ここで契約社員《けいやく》で働いていたが、契約満了を待たずにやめることにした。

なんで、温久《はるひさ》はここをやめることになったのか?

答えは、7月21日に上の人から肩を叩かれた…であった。

話は、7月21日の午後3時頃であった。

温久《はるひさ》が自販機コーナーで休憩していた時に、上の人がやって来た。

上の人は、やさしい声で温久《はるひさ》に言うた。

「温久《はるひさ》さん。」
「課長。」
「温大《はると》さんが大学で取り組んでいる研究はジュンチョーに進んでいるかな?」
「えっ?」
「研究が完成するのはいつ頃かな?」
「それは本人に聞かないと分かりません。」
「そうか…」

上の人は、ひと間隔置いてから温久《はるひさ》に言うた。

「温久《はるひさ》さんは、うちで契約社員《けいやく》として働いていたね。」
「はい。」
「非常にもうしわけない話だけど、来年の3月いっぱいを持って契約社員《けいやく》の更新を止めることが決まりました。」
「それって…クビ…ですか?」
「(過度にやさしい声で)ああ、温久《はるひさ》さんを困らせようと思ってケイヤクを止めるわけじゃないんだよ…」
「それじゃあ、どういうことなのでしょうか?」
「だから、つづきがあるんだよ。」
「あんたはふざけているよ…オレにクビだと言うておいて…つづきがあるよなんてふざけるな!!…こっちは温大《ナマクラ》の研究のせいでガマンしてきた!!ガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンしてガマンして…ひたすらガマンしてきたのだ!!」
「だから、私はつづきがあるんだよって…」
「はぐいたらしいんだよ!!もういい!!クビだと言うのであれば、契約満了を待たずにやめる!!」

思い切りブチ切れた温久《はるひさ》は、ブツブツ言いながら自販機コーナーから出ていった。

上の人は、ものすごく困った表情で温久《はるひさ》の背中を見つめていた。

話は戻って…

デスクとロッカーの整理を終えた温久《はるひさ》は、周りに人がいないことを確認したあと過激な行動に出た。

この時、オフィスには従業員さんがひとりもいなかった。

この日、従業員さんたちは全員カンスタ(カンコースタジアム・J2のファジアーノ岡山の本拠地)へ行ってた。

カンスタでは、職場の球技大会が催されていた。

温久《はるひさ》は、上の人のデスクの引き出しをあけたあと中から現金700万円と100億円分の小切手とニコスカード(クレカ)を強奪した。

つづいて、温久《はるひさ》は職場でいらつく従業員さんのロッカーをこじ開けて金品類を次々と強奪した。

温久《はるひさ》は、従業員さんたちがここへ帰って来る1時間前に大荷物を持って職場から出た。

時は、夕方5時半頃であった。

またところ変わって、JR岡山駅のコンコースにて…

温久《はるひさ》は、自分のデスクとロッカーから取り出した自分の物をシュウノウしたあとここへ来た。

それから数分後であった。

温久《はるひさ》は、コンコースで人妻のうたの(33歳)と会った。

温久《はるひさ》は、ものすごくつらい声でうたのに言うた。

「むなしいよぅ…むなしいよぅ…」
「よしよし…よしよし…つらかったのね。」
「仕事をなくした…お嫁さんが来てもらえんなった…家に居づらくなった…」
「よしよし…よしよし…」

温久《はるひさ》は、うたのにひたすら甘えまくった。

時は、夜8時頃であった。

またところ変わって、JR東福山駅の近辺にあるラブボにて…

温久《はるひさ》とうたのは、全裸《はだか》になったあとベッドの上で激しく求めあった。

「ああ…ああ…ああ…ああ…」
「ああ…うたの…うたの…」
「よしよし…よしよし…」
「うたの…むなしいよぅ…」
「よしよし…」

温久《はるひさ》は、泣きそうな声でうたのに求めた。

「ママ、ママ、ママ、ママ、ママ…」
「ぼうや…よしよし…」
「ママ、ママ、ママ、ママ、ママ、ママ、ママ…」
「よしよし、ママに会いたかったのね。」
「ママ、ママ、ママ、ママ、ママ、ママ、ママ…」
「よしよし、よしよし、よしよし、よしよし、よしよし…」

…………

温久《はるひさ》は、約300分かけてうたののHカップの極爆乳《おおきすぎるおっぱい》をむさぼりまくった。

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

(ブチッ…)

うたのが激しい叫び声をあげたと同時に、脳の血管が切れる音が聞こえた。

日付が変わって、7月25日の午前3時過ぎであった。

(ウーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!)

深夜の街に、消防署のスピーカーからより強烈なサイレンが鳴り響いた。

この時、温久《はるひさ》とうたのがいるラブボで火災が発生した。

出火した部屋は、温久《はるひさ》とうたのがいる部屋のとなりにある部屋からであった。

出火した部屋にいたカップルが悪ふざけでろうそくを使っていた…

この時、ろうそくの火がベッドに敷いていたシーツに引火した。

その後、またたくまに炎が広まった。

この時、温久《はるひさ》とうたのがいる部屋の壁が燃え出した。

全裸《はだか》のうたのがびっくりして起き上がった。

「大変!!あんた!!あんた起きてよ!!」

うたのは、寝ている温久《はるひさ》を起こそうとした。

しかし、温久《はるひさ》は目をさまさなかった。

この時、温久《はるひさ》の身体は死後硬直《しごこうちょく》によりコチコチに固まっていた。

「ウソでしょ…あんた!!起きて!!あんた!!…イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!イヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

うたのは、より激しい叫び声をあげたあとその場に倒れた。

その後、より激しい炎が部屋一帯を包んだ。

温久《はるひさ》とうたのは、激しい炎に焼かれて亡くなった。

(ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー…カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン…ウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウーウー…カンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカンカン…)

その頃であった。

火災現場に福山市の消防本部の車両5台と地区の消防団の車両3台が到着した。

このあと、消防士たち33人と地区の消防団のみなさまたちは消火活動を開始した。
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