―ホストの恋―
そんな事を考えながらウトウトしてたみたいで、携帯の着信音で目が覚めた。


《着信:店長》


店長…?


「はい」

『オーナー!?今美咲チャンが居てるんです。』


「え…?美咲が?」


『店の近くの喫茶店に入ってるんで…』


「わかった。すぐ行くから」



俺は上着も持たずに鍵と携帯と煙草だけを持って家を出た。


大きい通りまで走り、タクシーを止めて乗り込んだ。



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